パタリロ!の「誰が殺したクックロビン」のクックロビンって誰?

アニメ「パタリロ!」 「クックロビン音頭」に出てくるクックロビンて誰?

私が子供のころに何度も見たアニメ「パタリロ!」。
リアルタイムでは見ていないですが、小学生のころに夕方よく再放送していたので、古いアニメですが今でもよく覚えています。

で、私、その中に出てくる「クックロビン音頭」って今でも忘れられないんですよね~

「さあ皆さん、お手を拝借」で始まる歌詞が今でもふと頭をよぎって思わず口ずさんでいることも・・・

ただ、いつも歌詞の中に出てくる「誰が殺したクックロビン」のクックロビンって誰?って気になっていました。
そこで、今回調べてみたので、こちらの記事でもまとめてみました。

クックロビンって誰?

どうも「誰が殺したクックロビン」というのは「マザー・グース」というイギリスで古い童謡の中に出てくる1節からきているようですね。
で、クックロビンとは「オスの駒鳥(こまどり)」のことを指すようです。

原作では「Who Killed Cock Robin」となっていて、日本語訳すると「誰が駒鳥(クックロビン)を殺したの?」みたいになりますね。

因みに、パタリロの原作者「魔夜峰央(まやみねおと)」は、漫画家の「萩尾望都(はぎおもと)」が発表した「小鳥の巣」に出てくる「誰が殺した?クック・ロビン」から流用したようですね。
※「小鳥の巣」は、作品の随所に「マザー・グース」の1節を取り入れていて、今でも根強いファンを抱えている作品のようです。

つまり、元々はイギリスの動揺「マザー・グース」に出てくる「Who Killed Cock Robin(誰が殺した?クック・ロビン)」という1節を萩尾望都が作品の中に取り入れて、さらに魔夜峰央がパロディとして用いたようですね。

「パタリロ!」とは?

「パタリロ!」とは、1978年に白泉社の少女漫画「花とゆめ」で連載を開始したギャグマンガです。
原作者「魔夜峰央(まやみねおと)」の代表作で、1982年にはアニメ化もされて、そのあとも何度も再放送されている大人気作品です。

2016年には加藤諒主演で舞台化もされたので、原作やアニメを見たことがなくてご存じの方も多いと思います。

マリネラ王国という実際には存在しない国を舞台にしていて、主人公である国王パタリロが好き勝手にやりまくる。
そして、取り巻きのタマネギ部隊やイギリス諜報機関に所属するスパイ「バンコラン」などを巻き込んでいつも大騒動になるのが面白くて仕方ありませんでした。

もし「パタリロ!」を知らないという方は、一度原作から読んでみてください。
笑えること間違いなしの作品です。

「小鳥の巣」とは?

「小鳥の巣」に関しては、正直初めて知りました。

すでに説明したように「萩尾望都(はぎおもと)」原作のマンガで、1972年に「別冊少女コミック」で連載を開始した「ポーの一族」シリーズの一つのようです。

「ポーの一族」シリーズは、「ポーの一族」「メリーベルと銀のばら」「小鳥の巣」からなる3部作で、作品の随所にイギリスの童話「マザー・グース」の1節が用いられていることでも有名です。

「小鳥の巣」は1973年に連載開始した作品で、吸血鬼一族の物語を描いたファンタジーマンガとなっていて、ドイツのギムナジウムという中等学校が舞台となっているようです。

こちらも、興味のある方は是非一度読んでみてください。